猫背、巻き肩、丸くなりたくない方へ
巻き肩・猫背が体に与える影響
- 首・肩こり、頭痛の慢性化: 肩が内側に巻き込むことで胸の筋肉が縮み、首や肩の筋肉が常に緊張状態になります。これにより、慢性的な肩こりや首の痛み、さらには血行不良による頭痛を引き起こすことがあります。
- 呼吸機能の低下: 猫背は胸部を圧迫するため、肺が十分に膨らむことができず、呼吸が浅くなります。これにより、体に取り込む酸素の量が減り、疲れやすさや集中力の低下、自律神経の乱れにつながることもあります。
- 自律神経の不調: 姿勢の歪みが自律神経のバランスを崩し、不眠、倦怠感、消化不良などの症状を引き起こすことがあります。
- 消化器系の不調: 猫背によって内臓が圧迫され、消化不良や胃の不快感が生じることもあります。
- 四十肩・五十肩、腕の痛み・しびれ: 肩関節の可動域が制限されたり、神経が圧迫されたりすることで、四十肩・五十肩のリスクが高まったり、腕や手のしびれ、痛みが発生したりすることがあります。
- 腰痛、反り腰: 猫背をカバーするために腰を反らせる姿勢(反り腰)になり、腰痛を引き起こすことがあります。また、骨盤の歪みにもつながります。
- 見た目の印象の悪化: 背中が丸まって老けて見える、顔が前に出て疲れて見える、自信がなさそうに見えるなど、他者からの印象にも悪影響を及ぼします。
接骨院での巻き肩・猫背の改善アプローチ
- 詳細なカウンセリングと姿勢チェック: まずは患者さんの姿勢の状態、痛みの有無、日常生活習慣などを詳しくヒアリングし、現在の姿勢がどうなっているか、どこが歪んでいるのかを丁寧にチェックします。
- 手技療法:
- 筋膜リリース・マッサージ: 縮こまった胸の筋肉(大胸筋、小胸筋など)や、硬くなった背中や肩甲骨周りの筋肉(僧帽筋、菱形筋など)を丁寧にほぐし、柔軟性を取り戻します。
- 肩甲骨はがし: 肩甲骨の動きを良くすることで、巻き肩を改善しやすくなります。
- 骨格矯正(姿勢矯正):
- 背骨・骨盤矯正: 背骨や骨盤の歪みを調整し、体の軸を整えることで、自然と正しい姿勢が保てるように導きます。
- 巻き肩矯正: 肩関節の内旋(内捻じれ)を取り、肩甲骨の可動性を高める施術を行います。
- 物理療法:
- 電気療法(ハイボルトなど): 筋肉の緊張を緩和し、血行を促進することで、痛みの軽減や治癒促進を図ります。
- EMS: 姿勢を支えるインナーマッスルの強化を目的として、EMS(Electrical Muscle Stimulation)を使用することもあります。
- 運動療法・セルフケア指導:
- ストレッチ指導: 自宅で継続できる簡単なストレッチ方法(胸を開くストレッチ、肩甲骨を寄せるストレッチなど)を指導します。
- 姿勢指導: 日常生活での正しい座り方、立ち方、歩き方、スマホやPCの使用姿勢などのアドバイスを行います。
- 筋力トレーニング: 良い姿勢を維持するために必要な体幹や背中の筋肉を強化するトレーニングを提案することもあります。
巻き肩や猫背は、継続的なアプローチで改善が期待できます。お悩みの場合は当院に相談を検討してみてください。